【読者公開鑑定】「仕事にご縁はあるのだけれど、運がないのに悩んでいます。」

水曜日更新。 読者の皆さんからの公開相談です

＜＜相談内容＞＞

結婚後、３４歳からパートを始めました。金銭的に困窮しておりましたので、職安情報などこまめにチェックしておりましたら、たまたま徒歩３分の事務職の求人が出て、面接のときそちらの事務所で飼っていた犬が吠えなかったという理由で採用になりました。７年近く勤めたのですが、入社時から心痛していた人間関係問題と、正社員希望により、子どもが小学校高学年になったのを機に正社員の就職活動の為、退職しました。

退職一年前から、パソコンの勉強をはじめるなどしたおかげで、４１歳で正社員として採用され喜んだのもつかの間、そこはお局様のいびりがひどいので今までシングルマザーしか採用しなかった（辛抱するだろうから）という会社でした。

子どもの受験が終わるまではなどと理由をつけごまかして頑張っては来たのですが、精神が壊れかけていることに気づき２年で退職しました。

退職３週間前に職安チェックをしていると、独身時代に勤めていた会社の求人を発見し、人間関係がいい会社だったので連絡後、即採用となりました。

全く経験のない給与計算や、社会保険関係の仕事だったので、定年まで働きたいという事と、基礎的なことはわかっておいたほうがいいと思い、ＦＰや給与計算の資格試験に挑むなど７年間、自己啓発は惜しまなかったつもりです。

ところが、社内の人事関係に大きな変化があり、会社の将来性がない事、全責任が私に押し付けられる事が予想され２７年１２月退職を決意しました。子どもも社会人となり、今度は自分の為に働きたいと思い、経験を活かし、５０歳になるまでは会計・税理士事務所のみに応募しようと決めていた所、退職２ヶ月前の３月に顧問税理士事務所に急遽欠員が！引き抜きになるからと思案していたのですが、在職会社社長の理解・応援が得られ、まさかの円満移籍！

ただ、６月に移籍後、仕事のレベルが高い事、個性の強い先輩が多いことに不安を覚えています。定年まで働きたい、円満に働きたいというのが当初からの希望です。自分が選ばれるだろうと予測される会社に応募するから、未来が開けないのだろうかと思ってしまっています。

仕事にご縁はあるのだけれど、運がないのに悩んでいます。

とのことですが・・・

ご相談文を何度も拝読するのですが、何をもって「運がない」と悩んで
おられるのかがどうしてもわかりません。

そして、いままでのお仕事の変遷・・というか時系列的に　「いつ・何が
どうなったなのか」も、すいません、今一つよくわからないのです。

そこで、まず読み取れる範囲で整理させてください。

・３４歳
→徒歩３分のところに求人発見
→「飼っていた犬が吠えなかったという理由で採用」
→そこで７年間働き続けられた

・４1歳
→パソコンの勉強をはじめるなどしたおかげで、正社員として採用

・４３歳（？）
→上記会社退職３週間前に、経験がある会社に即再就職決定
→（その間）ＦＰや給与計算の資格試験に挑むなど７年間、
自己啓発は惜しまなかった

・４９歳（？）
→２７年１２月退職を決意
→退職２ヶ月前の３月に顧問税理士事務所に急遽欠員が！
引き抜きになるからと思案していたのですが、在職会社
社長の理解・応援が得られ、まさかの円満移籍！

ご相談文から引用したのですが・・・やはり「運が悪い」と
いわれているところがどこなのか・・どうしてもわかりません。

自己啓発を自ら積極的に心がけていらっしゃるし、それが功を奏して
順調にステップアップされている。「仕事のご縁」はちあきさん自身
がたゆまぬ努力をされた結果。

と考えると、どこがどう「運が悪い」と嘆いているのか・・・。

個性の強い先輩が多いことに不安を覚えています

というところから考えると、

「個性的なひととうまくやっていけるかどうか心配」

ということでしょうか。

しかし、いままでの経歴、頑張りから観ると　ちあきさん自身も
けして個性が弱いわけではないでしょう。
むしろ、ちあきさんのほうが「個性の強い先輩」達を怖がらせているかもしれ
ません。

ちあきさんの命式です↓↓

中心星が　鳳閣星。中年期のエネルギーが天貴星。

この組み合わせを持つひとは、華やかで明るいひと。

ただ　どちらの星も「子供」の星です。
興味が次から次へと移り、飽きっぽくひとつのことをじっくり腰を据えて
かかるということが得意ではありません。

また、鳳閣星は「伝達」を得意としますので、「おしゃべり」に長けている
ひとが多いのが特徴です。
悪気なく、見たことをそのまま口に出して言うところがあるので、周囲を唖然
とさせることが少なからずあります。

その他の星も　「やる」ときめたら、誰がなんといってそうする頑固星の貫索星。
自由でつかみどころがなく、ダイナミックなエネルギーを持つ龍高星　もお持ちです。

この星の布陣を持ってして、やはり「個性的でない」はずがありません。
なので、「個性的な先輩」と十分互角に渡り合っていける、という結論に達します。

「事実」を客観的に観ても「運が悪い」要素はない。
運勢学的にみても、そういう要素はない。

でも、ちあきさんは「運が悪い」と思っている。
であれば、やはり「運が悪い」のでしょう。

で、あれば、ちあきさんのいう「運がいい」というのはどういう状態
なのでしょうか？

「責任を押し付けられることなく、定年まで、自分のペースで
　嫌な思いをせずに、皆で楽しく働きたい」

というのが「運がいい」ということでしょうか。

もちろん、会社の人間関係は「円満」であることに越したことはありません。
しかし、それぞれ価値観が違った人間どうしです。
すれ違いや摩擦がないほうがおかしい。
会社は「仲良しクラブ」ではなく、毎日がハッピーで楽しくて面白くて
仕方ない、もう２４時間ずっと会社に居たい！と思うひとは・・・ゼロではないにしても
そう多くはないはずです。

「心の天気は自分で決めることができる」という言葉があります。

ちあきさんが自分のことを「運が悪い人間だ」と思えば、「心の天気」はいつも
暴風雨でしょう。

「いつも退職前に新しい仕事が決まってなんて運がいいんだ！」と思えばいつも
快晴。

「運が悪い」という「現象」は、ちあきさんが自分で自分自身を「運を悪いと
思い込んでいる」ということになります。

そして、最後の、

自分が選ばれるだろうと予測される会社に応募するから、
未来が開けないのだろうかと思ってしまっています。

という一文ですが、ここも、今一つ理解できなかったのですが・・
意味を変えずに逆から言ってみると

「まさか自分が選ばれるはずがない会社にチャレンジすれば
未来が開けると思ってしまいます」

でいいでしょうか？意味は合ってますでしょうか？

であれば、

「重い責任を生じないように」「円満に」「定年まで」

という「守り」を優先しているうちは、「チャレンジ」をする勇気は出て
こないでしょう。

ちあきさんは、2016年、2017年と申酉天中殺ですから、天中殺の時期に
当たっています。
いままでの自分の考えを変える新しい視点を得るにはよい経験がたくさんできる
はずです。

12年のうちだれでも2年間廻ってくる天中殺の時期は、「出来ていないこと」が
集中して宿題として出される時期です。

ちあきさんの今季の「宿題」は、「自分は運が悪い」と思わない新しい視点を得る
ことではないでしょうか。

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