【読者公開鑑定】喜・憂に目をそらすことなくきちんと向き合いましょう

毎週水曜日更新。

読者の皆さんからの公開相談です！

今年、5月上旬に約6年間勤めた会社を退職しまして、7月1日から知人3人での共同出資
という形でお店をオープンさせました。

オープンしたお店は前職とは全く関係のない職種です。（前職は美容業、現在は飲食業）

私は現職の知識が乏しいので初期投資をしたのみで、経営は別の知人に任せています。

この話が出てきたのは今年の4月上旬頃に、十年来の知人と久しぶりに再会した事がきっかけです。

もともとその1年ほど前から起業願望が芽生え、タイミングと人脈を探していた所でした。

現在、お店がオープンして約1ヶ月が経ちましたが、利益は出ていません。

もともと利益が出るまでには半年以上はかかる事などを承知の上で始めたのですが、
少し不安な気持ちが出てきてしまいました。

いずれ資金が貯まればまた別の職種で起業をしたいと考えているので、気持ちだけが焦
ってしまっている状態です。

（模索中ですが海外で美容業など。こちらは経営も全て自分でやるつもりです。）

実は以前、占い好きの友人に簡単に占ってもらった事があるのですが、あまり良くない
結果でした、、

タイミングもありましたし、良くない事は考えないようにして進んできましたが、今になって
その結果が引っかかっています。

このまま今のお店を続けてもいいのか、お店は上手くいくのか、不安な毎日です。

とは言ってもこの段階になって辞める事もリスクなのですが、、

今後、気を付けなければいけない事や時期などはありますか？

そもそも私は経営や投資などに向いているのでしょうか？

これから私はどのような道を歩んで行く運命なのでしょうか。

まず時期的なことをみていきますと

今年５月⇒龍高星 が廻っておりましたので辞職される時期 でした。

今年７月⇒石門星＝仲間が集まる～貫索星＝新しい第一歩

というような流れでしたのでいわゆる「運気」には沿った 形ではあります。

また今年は鳳閣星という「飲食業」にはとてもよい星がまわって きていますの
で業種・業態も間違っていなかったと思います。

ただ気になるのは、鳳閣星はもともと「遊び」の星。

この星がまわるときは、仕事がひまになる・・という傾向が あります。
いま、経営はご自分以外の方がされているということですが、
ななさんは、そこでのお仕事はされていないのでしょうか？

中心星は司禄星。 とても堅実でリスク管理がしっかりできる星なので、
この星を 中心星に持つ人は何事も手堅くやっていきます。
経営者としてやっていくには、攻守でいえば「守り」の経営 になっていくと思われます。

晩年期（60歳～）に石門星＋天将星 という「起業家の星」が まわってきますので、
最終的にはななさんの構想どおりの形が 成ると思われます。

以上を踏まえて以下３点にお答えしていきますね。

１）今後、気を付けなければいけない事や時期などはありますか？

前述しましたように時期的には間違ってないと思います。
いろいろ不安に思われているとこのことですが、算命学的にみ たら、今
年は鳳閣星という「遊び」の星がまわってきているので仕事 で結果が出にくいのだと思います。

算命学的ではなく、現実的なことで少し心配があります。

■共同出資という形でお店をオープンさせた

■初期投資をしたのみで、経営は別の知人に任せている

の２点です。

「共同出資して起業した」という場合、「お友達」という関係を捨て る覚悟が必要です。
共同出資者は同志であり、ビジネスパートナーなのですがもはや 「お友達」ではありません。
利益分配に関してはここだけは絶対に譲らない・譲れない、という部分が 必ず出てきます。
その時に「お友達」のままでいると感情的になり空中分解 してしまいます。
まずは共同出資者間で利益分配、事業計画をきちんと協議・共有してください。
法的にも契約書の整備は不可欠です。

ところが、 今回ななさんは、「初期投資のみで経営は別の知人に任せている」とのこと。
直接経営にタッチしていないのであれば、これは「共同出資による起業」で はなく
「資本家として新規事業に投資した」ということになります。

契約形態がどのようになっているのかは不明なのですが、ご自分が「投資家」 の立場
なのか「一経営者」の立場なのか、明確にしてください。 それにより、かかわり方が変わってきます。

「利益がでずに不安」な状況を自分の手で打開できる立場にあるのか？

「投資家」であれば、他の優良な案件に再投資できます。
「経営者」であれば、自分の手で梃子入れができます。

「お金だけ出して、経営は知人に任せている」

というのは、堅実でリスク管理が得意の司禄星のよさを活かしきれない
もどかしさがあるのは事実です。

「専門分野ではないから」という理由は理由になりません。
ご自分の資本を他人任せにしない覚悟が必要です。

２）そもそも私は経営や投資などに向いているのでしょうか？

司禄星は「貯蓄型」。経営に不可欠な回転投資財は禄存星が得意とするところです。
実際、中心星に禄存星を持つひとは商売が上手です。
ならばななさんは、商才がないか・・というとけしてそうではなく 陰星のほうでみると
「お金儲けができる」という星をお持ちです。

ただ、その方法が今回のように「初期投資だけして他人にまかせる」 という方法
では効率が悪い感じがします。

司禄星の経営者は、経営を他人任せにはしません。
常にリスクを先取りし、それを事前にクリアすることで前進していける 堅実な経営者足りえ
るのです。 資金を出すときは、ご自分が直接、現場に指示が出せる形のほうがよい でしょう。

３）これから私はどのような道を歩んで行く運命なのでしょうか。

「どのような道を歩くか？」はななさんが決めなければいけないことです。
それによって、どういう追い風が吹くか、宿題がくるか、を「統計的に予想」 するのが占いです。

占いは未来の「可能性」はわかりますが未来の「結果」はわかりません。
その「可能性」を観るときはやはり、ご自分が「どうなりたいか」を お聞きしない限り
ピントがズレた回答しかお渡しすることができないのです。

いまななさんは、模索中でありながらも

「海外で美容業経営をやりたい」

とのことですよね。

命式に龍高星を持つひとは、海外と縁がある方が多いので「海外」という
「可能性」は多いにあります。

３４歳くらいまでは、試行錯誤が必要な時期になります。
これは将来的に大きく羽ばたくための準備期間といえます。

「経営者」になるためには、鉄のハートが必要だといわれます。
３４歳くらいまでは、現実的な問題（人・もの・金）もさることながら 自分自身と真剣に向き合い、
自分の目標に妥協しない強さを醸成していく 期間です。

出資したが結果がでない。

というようなことは、経営者である限り、大なり小なりさまざまなシーンで 無限に出てきます。
これに一喜一憂していたらとても身がもちません。
ひとつの喜・ひとつの憂に目をそらすことなく、きちんと向き合いそこから 次に自分がどう動くか。
その感覚を身に着けていってください。

決断しないと前に進むことはできません。
ななさんは、決断されて前進されているところです。
これから起こるであろうことは「成功」「失敗」と名前がついているだけで
すべてななさんに必要な「経験」です。

「不安」を打ち消すには、「不安を打ち消すための行動」が一番の薬です。
いまがこれからの長い道のりの最初のレッスンです。

堅実・安定・抜群のリスク管理能力。これがななさんの武器です。

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