【読者公開鑑定】子丑天中殺だからといって会社勤めが向かないわけではないのですが・・・・

毎週水曜日更新。 読者の皆さんからの公開相談です！

 

新卒で入った会社で働いて10年になります。
ずっと働いてきましたが会社のやり方に納得がいかず
雰囲気も合わないので辞めたいなーと思いながらここ まで頑張ってきました。

やりたい仕事はありますが仕事となれば嫌いにならないかとか不安です。

いまの仕事は販売ですが、私の持ち味を生かせているとは思えないです。

私自身物を作ったり文章をかいたりするのが好きで機会があれば作ったものを
友人にプレゼントしたり投稿したりしています。

決して売れる！というレベルのものではないです。
書いたものを投稿しても選ばれることは少なく周りのレベルの高さから 自分の
レベルが低くて自己嫌悪になることもしばしば。

選ばれたときはものすごく嬉しいのですが。

現実的な意味で、会社に入って働くのはなんとなく合わない気がするけど
独立するほど能力が高いとは思えないです。

上司とも考え方が合わないのでしんどいです。
意見を求められたときに意見があわなくとも、そういうふうに考えてるんだね
と私の意見を尊重する環境ではないのでこれまでたくさんの上司とぶつかってきました。

だけど私なりの意見を通してトラブルを未然に防ぐことができたり上司のお役に立て
たりしたこともあります。

また意見を出した当時は本社の人から反対されボツになった提案が今実現している部分
もあり 結果的には認められて嬉しかったです。

学生の頃は教師になりたくて大学へ進学しましたが、頑張って資格を取っても地元での
採用がほとんどなく自分には職業経験が必要だと感じ進路変更しました。

思い起こせばよく、私は公務員や会社で働くことは合っていないと高校の教師、 友達、就活
の面接官から口を揃えて言われていました。

現実問題32歳で結婚していないのでこのままだとおそらく生涯独身の可能性も なくはないと思います。

結婚できなくても自分の仕事は持ちたいと考えています。

プロポーズされましたが、嬉しかったのですがいろいろ納得がいかない部分や 考え方が合わず
2年前に別れました。

断わった時はちょっと元気がありませんでしたが、今はちょっとどこかホッとし ている感じです。

自分としては恋愛から結婚まで長くて疲れてしまったのかなというところがあります。
子丑天中殺は初代運だからといって全員がそういうわけではないかとは思いますが
私は会社勤めに合っていないんでしょうか？

また結婚する可能性はありますか？

長くなってしまいましたが、よろしくお願いいたします。

 

ご相談文を少し整理させてくださいね。

まず・・・

◆今の販売の仕事を辞めたいと思っている

【理由】

【１】会社のやり方に納得できない

１）「私の意見を尊重する環境ではない」
しかし...
>　「私なりの意見」 でトラブルを未然に防げたことがあった
>当時は通らなかった「私なりの意見」が後日採用されたこともあった

★つまり、「会社のためになることを意見しているのに採用しない上司、会社のやり方が納得できない」

【２】自分の持ち味を生かしきれていない

＜自分の持ち味とは？＞

１）　「文章を書いたり」できること

２）物を作ること

【３】高校の教師、友達、就活の面接官から組織で働くことは向いていないといわれていた

◆結婚しない可能性も考えられる。しかし、 結婚できなくても「自分の仕事」 は持ちたいと考えている。

＝＝＝＝

＜＜今回のご相談＞＞

１）私は会社勤めに合っていないんでしょうか？

２）結婚の可能性があるでしょうか？

＝＝＝＝

今回は、多少、厳しい言い方になると思います。 あらかじめ、ごめんなさいね。

会社の不条理については、わたしもかつて会社員時代があり よくわかります。

「私の意見を尊重する環境ではない」

これもわからないではないです。 しかし、それならば、

「自分の意見を尊重できる環境を作る」

ほかないわけですが、

「やりたい仕事はありますが仕事となれば嫌いにならないかとか不安です」

なのですよね。

「好きな仕事」で何かあって嫌いになって辞めたくなってとしたら 「好きな仕事」に対する情熱は
「その程度」であったということになります。

いじわるな言い方になるかもしれませんが、相談文を論理的に解明していくと

「好きな仕事」をして嫌いになったら困る！という不安を解消するためには 永遠に「好きな仕事」をしない ことです。

ご相談文の中に散見される 「認められてうれしかった」「認められなくて自己嫌悪に陥った」ですが、
むらきぬさんは 自己承認欲求（他人に認められたいという欲求）に見合った自分磨きを されていらっしゃるのでしょうか？

「ありのままの自分」でいいのは、映画の中と歌の中だけです。

「ありのままの自分」はいわば「ダイヤの原石」であり単なる「石ころ」 です。

それを「磨いてこそ」、「ありのままの自分から出てきて本当の自分」」 だと思うのです。

「本当に好きなこと」に向かってやっていればそれは「努力」ではなく 「当たり前にするべきことで、
むしろ楽しくて仕方ない」はずです。

作家の浅田次郎は学生のころから投稿を続けてデビューが４０歳のとき。 投稿されてはボツになり。。。。
が果てしなく続いたけれど 「書くこと自体が楽しかったのでボツになっても落ち込むこともなかった」
というようなことを言われていました。

「自分の仕事は持ちたいと考えている」 とありましたが、いまの仕事は「自分の仕事」ではないのでしょうか？

「文章を書いたり物を作ってプレゼントしたり」するのが「自分の仕事」 であり「好きな仕事」なのでしょうか。
しかし、それを仕事にして嫌いになりはしないか不安なのですよね・・。

と、このまま「持論」を述べていてはお説教のようになってしまいますので 算命学的に観ていくことにしましょう。

中心星が牽牛星。 牽牛星は別名「官僚の星」と呼ばれており、自他ともに厳しい星です。
陽転すれば筋が通った礼儀正しい性質として現れますが、陰転すると 尊大になり自分の意見こそ
正しいという視野狭窄に陥いることがあります。

「私の意見を尊重する環境ではない」

というのは、牽牛星の陰転した状態の発言ともいえます。

また「目上」を表す石門星が「木」の属性。
本人を表す牽牛星が「金」の属性。 「金剋木（きんこくもく）」という型になりますので
目上を剋する、つまり上司に対して不満を持ちやすい傾向の命式です。

命式の中に調舒星がひとつでもあると「毒舌」の傾向がありますが 「官僚の星」牽牛星
と一緒になると、他者批判が激しくなることがあります。

これは「社会（同僚・友人）」を表す東の星　貫索星が「木」の属性 であることからもいえます。
やはり本人を表す牽牛星が「社会」を剋していますので、
「誰が悪い？」と訊かれると「会社が悪い！」と言いがちになります。

そこで、ご質問のひとつ、

「私は会社勤めに合っていないんでしょうか？」

ですが、この「相剋」の関係からみれば、目上・社会に対して不平不満が 多くなるので組織の中
に居るといろいろと納得できないことは多いでしょう。

では、起業・フリーがよいかといえば、なかなか難しいところがあります。
牽牛星は「組織」に守られた環境でないとその実力を発揮できません。

よくも悪くも「官僚」なので、「与えられた枠」がないと不安になって しまうのです。

「会社や上司への不平・不満が言えるのは会社員の特権」

という言葉があります。
むらきぬさんは、いままさにその「特権」を行使されているわけで、 それはそれでいいと思うのですが・・・

起業・フリーになれば、不平・不満はすべて自分に返ってきます。

それを「好きなことを仕事にしたばっかりに嫌いになってしまったら困る」
というふう表現されているのだとしたら、起業・フリーはお勧めしません。

今の「守れた枠」の中にいるよりも今のむらきぬさんにとってはとても 過酷な環境になるからです。

また「生月天中殺」という特別な型をもっているので、転職はなるべく しないほうがいいと思われます。

なので、組織に属しながらも　「専門職の星」である貫索星と 文筆家の星である調舒星を活かした
むらきむさんにしかできない 会社でのポジションを獲得するように動いてください。

「私の意見を尊重する環境ではない」から、そんなことできませんか？

では、今のままで不平・不満を言いながら 「雰囲気も合わないので辞めたいなーと思いながら」居るしかありません。

「他人は変えられないので、自分が変わるしかない」

手垢が付いた言葉ですが、いまの　むらきぬさんには一番必要な言葉だと 思います。

子丑天中殺は目上に恵まれないことが多いといわれています。
なので、出世して早く後輩・部下をもってください。
子丑天中殺は目下には恵まれるからです。

そもそも牽牛星自体が組織の中でトップを取っていく星です。
ポストが上がれば逆に「意見を言われる」立場にもなるでしょう。
そのときに初めて見える風景を違ってきます。

結婚についてですが、命式の中に車騎星と牽牛星がありますので 「官殺混雑」
という特別な型が成り、男性からはモテるはずです。
ただ異性を「減点法」で観てしまう牽牛星は、アプローチされても 自分の基準に
満たなかった場合、そのアプローチはなかったこと になるので、「モテないです！」
というケースが本当に多いんです。

ちなみに別れた彼とは「干合」という特別な型が成ってました。
よいご縁ではあったのですが、少し残念です。

2016年から四年間、「モテ期」が巡ってきます。 それをどう活かすかは　むらきぬさん次第です。

「多分、結婚しないだろう」と思って過ごせばチャンスは目に入らない でしょう。
相手の悪いところばかりを挙げていてはご縁はないでしょう。

恋愛・結婚については時が味方しています。 このチャンスを逃さないでください。

 

 

 

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